もう2、3歳のころから夜なかなか寝なくって、ほっとくと23時でも0時でも平気で起きていた。
親のほうが先に眠ってしまって、一人テレビを観ていたなんてこともある。
長じてからもそれは変わらず、さすがに勤め始めてからは就寝時間を調整するようになったが、それでも概して遅い。
思えば生まれる前から夜型だった。
よく妊婦さんが「あっ、赤ちゃんが蹴った」などと言うので、可愛くポンっと蹴るのかと思っていたが、そうではなく、「うーん」と伸びをするような感じ。
お母さんのおなかを触らなくても動くのが目で見える。
手なのか足なのか、むくーっと膨らんで動くのが見えるのだ。
よく動くのが23時頃からだったので、その時間待っていると、やっぱり動き出す。
むくーっと出たところを妻と触りながら、「これ、頭かな」などと言っていた。
三つ子の魂百までというが、三つどころか生まれる前からなので、もはやどうにもならぬ。
そんなうちの子が、3歳くらいの頃だったか、大学の先輩と北志賀に遊びに行ったときのこと。
妻が体調を崩してしまい、旅先の病院で点滴を受けたのだ。
病院から宿に戻って妻は先にベッドで寝ていたのだが、後から僕らも寝るのに、「今日はママが具合悪いから早く寝るんだよ」に「うん」と頷いた後、きゅっと目を閉じて、朝までずっとおとなしく眠ったのだ。
小さいながらも母親が大変なのをよくわかっていたのだろう。


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